法学部政治学科の履修の組み方

法学部政治学科の履修の組み方

法学部政治学科の履修の組み方から必修の授業内容まで、もう色々と書いちゃいました。

法学部政治学科の履修の組み方

■履修申請期間前のお話

○3月末:クラス・学籍番号・履修語学の発表

この時点で履修プランを組み立て始めることができる。履修語学=クラスであり、クラスがわかることで自分の必修科目の時間割を確認することができる。

 

参照:下記画像のように、クラスによって必修の入る時限が定められる。

例えば、U組は4限(画像では見切れているが月曜日)に語学必修のドイツ語第Ⅰが入ることになる。

当然だが、必修の時間割と被っている他の授業は取ることはできない。つまり、U組の人は月曜4限に開講されている授業は履修することができないこととなる。例えば、画像にも記載されているが、昨年度の月曜4限には「伏見歴史」「秋吉論理」「井垣心理」などの人気授業が開講されていた。この時点で「物理的に取れない授業」が現れるのである。そのためクラス次第で楽単の選択の幅が大きく変動する。(通常、講座は週2回開講されてるので片方が受けれなくても、もう片方は受けれることが多い)

 

引用:

https://www.students.keio.ac.jp/hy/class/registration/files/webup_hou_seiji1.pdf

(例として2020年度をあげてます。自分の年度のもので確認しましょう!)

 

ポイント:この時点で自分の必修の入るコマを把握する。

必修の入るコマを把握することで自分の大学生活のプラニングをすることができる。

例えば火曜の1,2限と5限に必修が入った場合、基本的には3,4限に授業を入れようとプランを立てる。これは単純な理由で、2限終わった後、どうせ5限も出なきゃいけないならその間に授業入れるほうが合理的だからである。火曜日にいっぱい授業をいれ、他の曜日の負担を減らし、全休(授業のない日)を作ろうと計画を立てるのも良いだろう。

全休を作るとその日まるまる時間は作れるので自分のやりたいことが思うままにできる。しっかりバイトしたい人とかとにかく遊びたい人とかは全休を意識したい。

 

 

○外国語Web希望エントリー

履修組みにおける第一の戦い。

法学部政治学科で外国語履修の組み合わせを【英語+〇〇語】にした場合(おそらくほとんどの人がそう)、英語の必修授業が週に2コマある。

1コマはクラスごとに受ける英語クラス(大学側に勝手に受講する講座が決められる)

もう1コマは自分で受けたい英語の授業を選択することができる。

当然ここでは楽単英語とエグ単英語があり、情報戦による死闘が繰り広げられる。

 

ポイント:欲張りすぎない

法学部政治学科の場合、外国語Web希望エントリーでは第8希望まで申請する。

この際に、「とりあえず楽単って聞いてるやつを上から埋めればいいや」と考え提出してしまうと悲惨な結末を迎えることがある。第8希望まで書かされるということは、まず第1,2希望が通ることはないのである(第5、6希望がザラ)。そのため、上から楽単で固めてしまうと、ことごとく抽選に落ち、しょっぱい第8希望の授業になってしまうなんていうことがある。実際自分の友人に、どうせ第8希望までのうちどれかに引っかかるだろうと高を括って、上から順に人気楽単で固め第8希望を適当に決めたら、第8希望の授業になってしまった奴がいる。もちろんとんでもないエグ単であった。

ここで重要なのは「超楽単ではないけどそこそこの楽単」を上位の希望(3〜5希望)に入れることである。第1,2希望は冒険をしてもいいが、第3希望以下は欲張らずに妥協したものを入れると良い。基本的にどこかで引っかかり、死を免れることができる。冒険せずに「超楽単ではないけどそこそこの楽単」を第1希望として申請するのも一つの手だろう。この場合、だいたい第1希望として通る。自分は割とこの手を推したい。

兎にも角にも申請時には「欲張らないこと」をよく思い出してほしい。

 

ポイント:自分の時間割と相談する

自分の場合、楽単に囚われすぎて授業の開講時限をあまり考えずに申請をした。

結果、楽単の教授に当選はしたものの、その開講時限は金曜日5限であった。自分は金曜の1限にフランス語の必修が入っていたため、金曜日1,5限が必修、2〜4限がスカスカという状況が生まれた。昨年度は対面授業がなかったためにあまり困ることはなかったが、これが対面登校になった時を想像してみてほしい。本来、1限さえ終われば以降授業がないように設計できたのに、金曜日の5限に授業が入ってしまったせいでまた大学に行かなければならない。聞くだけでもめんどくさい。

こうなってしまった場合、2〜4限に授業を入れて整える方法もあるが、金曜日の2〜4限に楽単があるとは限らない。楽単だからとはいえ、開講時限には十分注意して申請をするべきである。

 

プロのリシュラーはこの時点で楽単の開講時限を調べ上げ、うまく調整して申請をする。

例えば月曜日の3,4限にアツい楽単があるならそこの時限は避けて申請をしたり…

正直ここまでしなくていい。とりあえず自分の必修の時間割と相談して入れるのが一番。

 

■法学部政治学科の履修の組み方、科目解説

 

⚠️注意:これはあくまで「2020年度」の話であり、「2021年度」に履修要件が変更されたり、必修科目が変更される可能性は0ではないことをご了承いただきたい。(必修科目は変わらずともその担当教授や入る時間割が変わったりすることは大いにあり得る)

また、法学部はアルファベットの区切りで前半クラス・後半クラスに分かれている。それによって必修科目の担当教授も変わる。自分は前半クラスだったので前半クラスの教授については一次情報を提供できるが、後半クラスについては二次・三次情報なのでご了承いただきたい。(それぞれの授業への意見もあくまで主観です)

 

○履修の組み方

法学部の1学年で履修できる単位数の上限は48単位(これがフル単)である。

つまり、春・秋それぞれ24単位を目安に履修を組むことになる。

もちろん前期26単位、後期22単位もあり得るし、フル単にせず前期22単位、後期22単位とかもある。この場合二年生で少し多く履修しなければならないため、基本はフル単を狙う。

フル単以上に申請することも可能だが、その場合は授業を受けたり課題を出したりしても卒業単位にはならない上に、GPAだけ無駄に下がるなどする可能性もあるので正直おすすめできない。もしどうしても取りたいのであれば「聴講」という制度で申請しよう。課題も出さなくていい上にGPAにも響かない。

 

・1年生の履修組みのテンプレート(通年)

①【必修】26単位

内訳:外国語科目:8単位、政治学科目2単位、社会科学科目16単位

 

②【選択必修・一般教養】22単位

内訳:政治学科目(選択必修):6単位、人文科学科目(一般教養):8単位、自然科学科目(一般教養):8単位

 

必修+選択必修+一般教養=48単位(単位取得上限)

 

ほぼ100%の人がこの構成。なぜならこの構成が正解だから。

各科目の解説は後述。

 

○必修科目について (第二外国語を英語+○○語にした場合)

1年生の必修科目は

通年:外国語科目(英語と〇〇語)

前期:「政治学基礎」「社会学」「法学」

後期:「経済原論Ⅰ」「憲法」 となる。

 

・外国語科目について

英語:標準の話をすると、大体の標準の授業は簡単です。特に入試で入った人はレベルの低さに絶句するかもしれない。もちろん教授によって授業難易度や成績の付け方には差があるだろうが、与えられたことをやっていればまず単位はくるし、Sも珍しいものではない。

上級クラスについても同じことが言える。やるべきことをそれなりにやっていれば単位を落とすなんていうことはまずない。周りより英語できてなくてもAとかも普通に来るらしい。授業態度ってやつでしょう。

 

〇〇語(いわゆる第二外国語):

これについてはオープンチャットの「法法の履修の組み方について」に書いてあったことに少し個人的な見解をトッピングする程度にします。

 

>第二外国語は頑張るしかない。どの言語が簡単とかは特にないし、簡単だと囁かれるスペイン語でさえも継続して勉強をしないとテストでどうすることもできなくなる。

→これは事実。法学部では一般的にスペ語が楽と言われているが、正直各言語の負担はあまり大差ない。

 

>ただ、中国語やフランス語は高校で学んでいる人が多いため、大学で足並み揃えてスタートを切るという点において、スペイン語は易しいのかもしれない。

→これも事実。内部生の多くは高校時代にフランス語か中国語かドイツ語を履修している。そのため、既習者なのに未習者を装い、未習者クラスで一緒に授業を受ける不届き者が現れる(実際自分も不届いていた)。実際どれくらいのアドバンテージがあるかというとフランス語の場合、前期くらいは勉強しなくても「なんとなくやった内容だな」という感じでなんとかなる。(フランス語に関しては、読み方に慣れるまで結構時間がかかるため、完全な初心者とある程度知識のある人との差はかなり大きい)ぶっちゃけてしまうと第二外国語は内部生が有利(ちゃんとやってた人に限るけど)。しかし、だからといって「授業内容についていけないか」というとそんなことは一切ない。ちゃんと受けてれば大丈夫。初心者に合わせて授業は進んでいくので。

 

>第二外国語の選択で気をつけなければいけないのは塾高生をはじめとする慶應義塾大学の系列校出身の生徒である。これは友人の話ではあるが、高校で中国語を選択していた彼は大学でも中国語を選択した。しかし、大学教授は内部生が高校時代どの言語を履修していたかの情報を把握しているらしく、春学期の初回授業で「内部生で中国語の学習経験があるのに、中国語インテンシブのクラスにいないなんて信じられない。そんな甘えた考えの人には単位を渡すのは厳しい。」といった内容の死刑宣告が成された。宣告を受けた彼は無事に単位を取得したが、こうした脅しまがいの行為に走る教授もいるので、内部生は気をつけたほうがいい。

→確かによく思い出してみるとこんな話もあったけどあんま気にするようなものでもない。もっと気をつけるべきは内部進学で経済学部に進む人。自分の友人(経A)はフランス語を未習者クラスで申請したのに、大学側に高校時代フランス語を履修していたのがバレたのか、なぜか既習者クラスに割り当てられ、命を落とした。これについては原因不明だが(自分の予想だと彼は確か高校の時2年間フラ語を履修していたからだと思っている(通常は一年))。本当にあった話なので気をつけたい(気をつけても避けられないけど)。彼の遺言は「既習の奇襲に気をつけろ」だった。

 

>個人的に、私は高校でフランス語を履修しており、大学では同じラテン語系のスペイン語を履修している。文法的に似通った箇所が多いため、フランス語学習経験はあるが、もうフランス語にはうんざりだという人にはスペイン語はオススメです

→不届き者と授業を受けたくない人はスペ語を選ぶべし。

 

 

○必修の授業内容について

※あくまでどこかの誰かの個人の感想です。免責事項をご理解の上でお読みください。

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・政治学基礎

前期の月曜1限に開講された。

講義形式はオムニバス(教授がコロコロ入れ替わって授業をしていく)

 

前半クラス:大久保健晴・出岡直也・田所昌幸先生(以下敬称略)

内容は政治学の基礎概念、政治学の基礎的理論とアプローチとかその応用とか。

個人的な授業内容の難解さは出岡さん>大久保さん>田所さん。

それぞれの担当者のセクションが終わるごとにおおよそ1500〜3000字程度のレポートを与えられ、それらの総合評価が成績となる(レポートの評価は教えてもらえないよ)。

個人的なレポートの難しさの具合は出岡さん>大久保さん>田所さん。

もっと詳細に話すと、大久保さんのレポートは授業をきちんと受けてないとなかなかとっつきにくい題目だった。逆に受けていればちゃんと書けます。率直な感想を言えば、取り組んでて楽しかった。出岡さんは抽象度の高い、いわゆるなんでも書いていいよ的なレポートだった。しかし、授業が難解で何を書けばいいのかわからなかった。授業もレポートもトップクラスに噛みごたえのある教授でした。田所さんは非常にいい先生です。授業はシンプルなスライド形式のもので、レポートも「新しい発見はなんでしたか」(1500字程度)とかでとても書きやすかった。

兎にも角にもそれなりにレポート出しておけば単位はくる。授業全体を通して内容はそれなり難しいけど(個人的意見) 、レポートの題目に沿って出しとけば単位落とすことはまずない。やることをやろう。

 

後半クラス:堤林・高橋・細谷先生。

春学期中に3人の教授が入れ替わりで担当。それぞれの教授で一つずつレポートがあった。

堤林さんは政治思想や概念などオーソドックスな内容を中心に授業を行なっていた。課題レポートは課題図書を読んで要約と自分なりの批判でA4二枚以内。

高橋さんは民主主義とは何か、民主化などをテーマにした授業。丁寧に説明をしてくれる印象があり分かりやすかった。課題レポートは課題図書を読みテーマに沿った考察をA4三枚程度。

細谷さんはナショナリズムや国際政治を中心とした授業内容。分かりやすくも分かりにくくもない普通の授業。課題レポートはコロナ禍での国際関係の変化や終焉を考察するもの。2000字程度。

堤林さんと高橋さんは授業と課題レポートの関連がなかったため授業を受けなくても良かったが、細谷さんは授業内で紹介した用語や概念を使わなければいけないので授業を聞いておく必要がある。

 

・法学

前期の火曜1,2限に開講された。

法学、社会学、憲法、社会学は集中科目といって2コマ連続の授業として開講される。

 

前半クラス:前田美千代先生

内容は物権とか債権とか契約とか法学でも基礎的なところ。なかなかタフな授業だった。何が「タフ」かというとその授業の密度と毎週の課題の量(要するに全部)。2コマ連続授業だからというのもあるけど、授業動画はみっちりあり(一回2時間半近く)、課題も相当歯応えある(大体一回最低2000〜5000字書いていた。毎週だよ?)。あまりにも課題の負担が重かったため、授業掲示板では負担を減らすよう抗議する者も多々現れた。でも前田美千代先生のいいところはなんだかんだこの意見を聞き入れてくれたこと。やっぱりコロナの中で先生側も試行錯誤してくれたんだと思う。後半の授業の負担はとても減った。まず授業方式がスライド資料だけになった。動画と比べてとても負担が減った。また、課題の負担も2/3〜1/2くらいになった。成績に関しては努力した人は高く成績つくし(自分は一回レポート提出し忘れたが、他のレポート頑張っていたのが評価されたのかSがついた)、ある程度手を抜いてもまず単位はほとんどくる。自分の周りで落としたやつは見たことない。例年も単位取得が簡単な先生っていう評判だったらしい。あれ、めちゃくちゃいい人なのでは?

 

後半クラス:柳先生

授業内容は平均的なもので特に特徴はない。ただ期末レポートを執筆する時にはノートがあるとより楽に書けるので、ノートを取るなり友達を使うなりするとよい。

出席と課題はなく、期末レポートのみで成績が決まる。期末レポートは3つの選択肢の中から共通のテーマ1つと好きなテーマ1つを選びそれぞれについて各800字(計1600字)で自分なりの分析や評価を行う。(25時間以内)

授業を垂れ流し状態で受けてもAは取れるとのこと。

 

・社会学

前期の木曜1,2限に開講された。

 

前半クラス:澤井敦先生

おじいちゃん。KAWAII。授業内容が面白いので授業受けることが苦痛じゃなかった。法学とかつまらなすぎて最後の方の授業全く受けてなかったけど、社会学は最後までちゃんと授業を見た。成績の付け方はレポート3本各1500字くらい。お題が授業内容まとめて考察を述べなさい的なものなので非常に書きやすい。法学同様、単位を落としているやつは見たことないし、成績もしっかりやればくる。間違いなく当たり。

 

後半クラス:塩原先生

毎授業90分(もしくはそれ以上)みっちり授業を行う。

隔週で即レポ(200字以内:授業日中)と課題文献を読んでのレポート(500字以内:4日後まで)が課される。即レポは授業を受けて新たに得られた知見を書くもので、課題レポートは毎回課題が違うものの基本的には内容を批判的に読み解き自らの意見を述べる形式。

授業内容は隔週で講義と課題レポートの評価で構成されている。

授業内容自体は面白いものの、課題をこなすとなると相当な労力が必要になる。

また課題に関しては、どのようなレポートがどれくらいの評価を受けているかが不透明なので多くの生徒が戸惑っている印象を受けた。

生徒のレポートの傾向をよく把握していて、安直なレポートは批判の対象になりやすい。

 

・経済原論Ⅰ

後期の火曜1,2限に開講された。

 

前半クラス:麻生良文先生。内容はマクロ経済。毎週音声付きスライド配られて1週間以内にその授業の小テストを受ければいい。内容は端的に難しい(相性の問題もあるが)。半分折り返したあたりでよくわからなくなった。小テストの難易度はマジで簡単だから友達と確認しながらやれば大丈夫。期末レポートがあったけどその内容も授業受けてれば書ける。

例年も試験がマークシートで過去問やっていればまず大丈夫らしい。前評判でいい人って聞いていたし実際いい人だった。

 

後半クラス:鞠(クック)先生。

授業内容は基礎のはずなので、ある程度理解できそうに思えるが説明がわかりづらい。教科書がわりに使っている本をしっかり読めば十分に理解できる難易度感ではある。

3回のテストで成績が決まる。オンラインでGoogleフォームに回答する形式で回答時間は十分に設けられているのでそこまで身構える必要はない。実際に最後の範囲は授業も聞かず勉強もなしで本やネットを使って9割近くは解けた。

一応出席はあるが、常にアクセスできる状態なので授業を受けなくても出席扱いにできる。

 

・憲法

後期の木曜1,2限に開講された。

 

前半クラス;上代庸平

内容は文字通り憲法。超エグ単。1回の授業動画が3時間を超える。普通なら倍速とかで短縮できるのにこの方はそもそも早口だから倍速にすると何を言っているのかわからなくなる。この人は前評判からエグ単って言われていた。テストとかで引用する判例をミスった瞬間0点になるとか。レポート2本(任意課題が1本あってそれを含めると3本)で成績がつけられることになったが、レポートの内容はめちゃくちゃむずい。本当に授業聞いてないと書けないし、問題によっては司法試験の勉強をしているやつでもめっちゃむずいとかいう始末。とても歯応えがありますね。対面だったら多分自分でも落としてたと思う。毎年複数人は確実に落とすらしいし。

 

後半クラス:青柳先生

授業は最初の3週間分しかうけてません(笑)

授業内容自体はごく平均的な難易度で特に目立った特徴もなし。

期末課題は従来の期末テストに使われる問題がそのまま使われてた。講義内容の一部分にフォーカスしA4一枚分で回答。もし来年度も同じ形式であれば授業を受ける必要は全くない。レポートの範囲が発表されてから授業を受けるのでも十分に間に合う。

出席も課題もない。

 

○選択必修について

法学部政治学科の選択必修には社会科学科目、政治学科目(基礎科目と系列科目)があるが、1年生は基本政治学科目の基礎科目の中から選ぶ。(社会学科目、政治学系列科目は基本的に3,4年で履修するから)

政治学基礎科目には「政治思想基礎」、「政治理論基礎」、「日本政治基礎」、「地域研究・比較政治基礎」、「国際政治基礎」があり、1,2年生の間にこの中から3科目6単位以上とらなければならない。一年のうちに取っとくと後々楽なのでほとんどの人が3科目を一年生のうちに取る。流石に全科目を解説するのは骨が折れるので、それぞれの授業の受講者の感想とかを軽く書く程度で。

 

・政治思想基礎

田上先生

一回の期末レポートで全ての成績が決まる。授業内容は普通に面白い。レポートはお題が出て1日以内に1500字程度のものを提出というものだったが、お題はいい意味で抽象的で書きやすかった。

世界史選択者ならいっそう関心がもてる授業だったと感じた。

 

萩原先生

授業内容自体は、関心のある分野であったため、ある程度モチベーションを保って受講することができたが、いかんせん内容が難しく、テストや3回に1回程度のミニレポートでは苦労した。

 

・政治理論基礎

築山先生

中間→A4で3枚、期末→A4で5枚と、レポートの量がエグい。ただ、出欠は一切取られない上に授業動画も40分程度でしっかりまとまっていて聞きやすい。

授業内容はそこまで難しくないが、レポートの課題が結構書きづらい内容だった。

内容が理解しやすくて興味深い例もあった。政治学科の人なら比較的関心を持って学べると思う。レポートは字数がとても多く、かなりの時間を要した。

 

河野先生

レポートや時々の課題は楽だが、良い単位を取るには文章力やしっかりと授業を理解するとこが必要だと思われる。授業は途中から、zoomでのリアルタイムになり、録音などは上がっていなかった。

レポート一発勝負だった。レポートがよく書ければ高評価もらえるはず。

 

・日本政治基礎

玉井先生

個人的には授業内容はとても面白かった。指定された本を一冊読んだ後に書くレポートがあったが、コツコツ読み進め書き進められる人なら向いてると思う。

本を読むのが辛い

抽象的でなく面白い。オンデマンドだが2週に1回くらい小レポートが課されるため授業を溜めてしまうということがない。手を抜いたつもりはなかったがCだった。

 

小川原先生

授業内容がコンパクト。日本史選択者なら一層授業内容との相性が良いのではないかと思った。

 

・地域研究・比較政治基礎

粕谷先生

期末レポートの分量が多く、負担に感じた。

 

大串先生

基本毎週音声付きのパワポが配布されるだけで、その量も45分くらいで終わる程度でクソ楽。課題は学期の最後に1500字のレポートが出ただけでそれも別に難しくない。ただ高評価はもらえない。と言うかあのレポートで何を評価したのか分からないって印象で、とりあえず私はBだった。

授業内で紹介された理念の説明と、それに当てはまる実際の事例を紹介すると言う内容のレポートが出た。

 

・国際政治基礎

宮岡先生

先生が教科書を解説→質問時間の繰り返しだった。先生が急用で開始が遅れたときのZoomの治安が悪かった

毎回授業後にその授業内容に関する3分間の小テスト(問題数5問)があり、その総合点数が成績になる。一見とても楽な授業に聞こえるが、小テストは3分じゃ足りないくらいの問題の難しさ。自分は10人くらいと一緒に授業を受けて毎回協力してやってた(もちろんこれは禁止されている行為だったけど)

 

西野先生

講義は面白くないわけではないが、面白いわけでもない(個人差あり。別のメンバーはめっちゃすこでした)。講義前半は学生が注目ニュースとして授業支援に投稿したニュースについて解説を行い、後半は国際政治の理論について学ぶ。レポートが期間中数回出て、それをもとに成績評価が行われる。レポートが期間中数回出て、それをもとに成績評価が行われる。最終レポートは大変重いが、任意提出というくくりであった。任意提出だが、+αではなく、成績評価100%中結構な割合を占めていたため、高い評価を目指すなら提出する必要があると思われる。

私は経済学部生ですが、国際政治に興味があったので政治学科の必修をとってみました。基本一年生のための授業なのでわかりやすく、最近の国際ニュースについても触れてくださり、とても面白かったです。最後のレポートを書くとSです。

 

○一般教養科目について

・人文科学科目

いわゆる一般教養科目の文系科目にあたる。

卒業までに8単位取らなければならない。1コマ2単位なので通年で4コマとればいい。

おすすめは科学史、言語学、地域文化論、文学、美術、論理学あたり。ここら辺は楽単の授業が多い。詳しい教授とかはウェブとかで調べて欲しい。多分大体ある。

 

・自然科学科目

いわゆる一般教養科目の理系科目にあたる。

人文科学科目と同様に8単位卒業までに必要。

おすすめは実験科目(2コマ連続授業3単位、通年履修で6単位)+心理学(2単位)

実験科目のおすすめは化学>物理>生物の順。化学は楽単が多く、Crich生物はエグ単多い印象がある。心理学はマジで楽単多いし、授業内容面白いからとるべき。

ここら辺の詳しい教授もCrichウェブで調べて欲しい。大体あると思うので。

 

・体育科目

体育科目は卒業要件の単位には必要ないけど結構人気がある。(卒業するときの単位には換算されるよ)

単純に楽しいし、成績もほとんどSだから。自分も対面解禁されたら取ってみたい。

 

数学・統計・情報処理科目

数学と統計は自然科学科目として単位換算されるけど取ってる人は見たことない。

情報処理科目は卒業要件の単位にすら必要とされていない。

 

○オマケ

自分が仮に新入生で、政治学科目(選択必修):6単位、人文科学科目(一般教養):8単位、自然科学科目(一般教養):8単位をどう選ぶか。(オンライン授業前提です)

 

政治学基礎科目:政治思想基礎(田上)、国際政治基礎(宮岡)、地域研究・比較政治基礎(大串)(6単位)

 

人文科学科目:地域文化論(4単位)、科学史(4単位)

 

自然科学科目:化学(4単位)、心理学(2単位)

 

という感じかな。人文科学科目については結構楽単多いからあんまこだわる必要ないと思う。とにかく情報集めていいのを申請しよう。自然科学科目に関しては実験科目+心理学の一択だと思っているのでここは参考にしてほしい。志村先生の化学とか結構おすすめ(対面授業が当たり前だった2019年度でかなり人気のあった先生)。

 

 

 

最後に

 

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