※当記事の内容の一部は、「早稲田大学 公式サイト(https://www.waseda.jp/)」や各学部に配布される履修案内、実際の生徒へのインタビューに基づいています。特に一部主観的な意見を含むパートもあるため、全てを鵜呑みにするのではなくあくまで一つの参考としてお使いいただければ幸いです。また、本記事は2025年度6月現在の情報を元に作られております。
早稲田大学社会科学部の紹介記事です。
志望校、そして志望する学部を選択する上で、その学部で学ぶ内容を知っておくことは非常に大切です!
ただ、その大学で何を学べるかを調べようとしてもその方法がわからない人も多いはず!
大学の公式サイトや、パンフレットなどは分かりにくかったり、美化されていてその大学の実情がわからないことも多いと思います。と、そこで早稲田生・慶應生向けに履修・サークル・学事情報・イベントなどについて情報を発信している学生団体「Crich」が、現役早慶生に聞いたアンケートをもとに各学部を紹介します!
本日は、早稲田大学社会科学部を現役の社学生である私まっちが紹介します!
社会科学部は、歴史的には政治経済学部、法学部、商学部の夜間学部として設置され、大学で学ぶことのできる学問をほとんど学べると言われています。
良い所
・学問分野がとても広い
・自由度が高い
・フィールドワークが可能
・学びたいことが変化しても平気
・第二外国語の種類が多い
・異なる分野に考え方を応用可能
・学部棟に上りと下りエスカレーターが両方ある(早稲田では意外とレア)
・楽単が多い(100字程度のリアクションペーパーだけでA+が取れる授業も、、?!)
悪い所
・友達が他学部に比べて作りづらい(必修が少ない分授業が被る機会が少ない)
・自分でビジョンを決めないと無駄に時間を過ごすだけになってしまう傾向が強い
・ゼミに入る時期が早いから、早い段階で興味分野を絞る必要がある
・学びの深さに関しては他学部に追いつけない
・勉強嫌いだと何もする気力がなくなる(通称「シャガクズ」)
・ラウンジが暑い
・14号館(学部棟)が正門から遠い
実際の社会科学部1年生の時間割を公開します!
社会科学部は必修は少ないですが、ミニマムディシプリン科目と自コース科目という選択必修が多いです。
ミニマムディシプリン科目は1年の間に取り切ることが推奨されているので、それで時間割が埋まりがちです。
必修は自動登録されるので、履修時期などは選べません。
また、2024年度からカリキュラムが大きく変わり、コース制度が新たに始まりました。
2年生の夏頃にコースを選択し、秋学期から自コース科目を履修できるようになります。
とある社会科学部1年生2名の春学期の時間割(2024年度)
(赤字…必修 下線…ミニマムディシプリン科目(選択必修) 黒字…その他)
※Academic Writing and Discussion in English (AWADE)…英語で小論文を書く授業(カンニング防止のためWiFiを切らされることも?!)
※Tutorial English…英会話の授業
※「社会学入門」「経営学入門」「経済学入門」「政治学入門」「法学入門」は1年次春学期に自動登録されますが、必修ではなく選択必修なため落単しても再履修は強制ではありません。ちなみに「経営学入門」と「経済学入門」は数学を使うので数弱の方はお気をつけあれ
とある社会科学部1年生2名の秋学期の時間割(2024年度)
※「情報科学の基礎」「プログラミング入門」「プログラミング初級(Java)」ーGEC開講授業(GECについては後述)
見ての通り1年生は必修・選択必修で埋まりがちですが、2年生からは比較的時間割も自由に組めるようになります。他学部と比べて全休も作りやすいです。実際、筆者(現在2年生)も週に4コマしか対面の授業がありません。
ちなみに、ラーニング・コミュニティとはいわゆるクラス授業で、学習戦略を発表したりキャンパスツアーをします。そしてなんと最後にみんなで菓子パをします(お菓子代は授業料に入ってるらしい)。不思議な授業です。
社会科学部は本当に自由であり、自分が興味あることを学べます。
例えば選択必修は、社会学、法律、マーケティング、経営学、政治など多岐に渡り、専門分野の授業もよく細分化されています。
また、GEC(グローバルエデュケーションセンター)が開設している全学部が受講できる授業があり、社会科学部は他学部よりGEC開講授業を卒業算入単位として認定できる数が多いです。
他にもTAISIという全授業を英語で受けるプログラムも用意されています。
例えば、筆者は興味がある程度絞られていたので、1年生の頃から選択必修で経営系の授業を選びつつGECの情報分野の授業もとっていました。2年生の秋からは、データサイエンスのゼミナールに入る予定です。
一方で、経営、言語学、歴史、マーケティングなど幅広く授業を履修している人もたくさんいます。社学生はみんなそれぞれ時間割に個性が出ていて面白いです。(その分授業がかぶらず友達もできにくいですが、、)
ちなみに、単位を取れればゼミに入らなくても卒業可能です。
理想 | 現実 | |
楽そう! | ↔︎ | 他学部に比べたら楽かも?でも統計リテラシーという数学を使う授業が必修だから数弱には少しきつい。もちろんレポート課題も普通にある。 |
色々な知識を得られそう! | ↔︎ | 確かに学べる幅は広いが、その分浅くなりがち。自分で時間割を管理する必要がある。人文学系の授業は少ない。メディア系は圧倒的に文化構想学部の方が多い。 |
資格が取れそう! | ↔︎ | 教職は取れるが時間割の融通が効かない。社会調査士などは決まった授業を自分で取らなければならない。 |
※教職も社会調査士になるための授業も単位認定されます。所定の授業の単位を取得すると、資格認定されます。社会調査士と違い、社会科学部は教職を取るための学部ではないので、時間割の融通がほとんど効かなくなってしまいます。また、取れる教職には科目制限があります。
早稲田社会科学部と似ている学部はあまりありません。強いて言うなら慶應のSFCです。
SFCとは学際性を謳っている(幅広い学問を学べる)ところが似ています。
ただ、SFCの必修はプログラミング、言語、体育、データサイエンスなどがあり、全然違います。
社会科学部は伝統的な学問において学際性に富んでいて、SFCは常に最先端に行っているイメージです。
社会科学部の学際性はトップクラスだと思います。やりたいことをやれる環境が整っていて、その環境が無くても作れます。
内部生が多いです(指定校はない)。
「将来が決まっていないから社学にした」という人が大半です。
みんな遊んでいるけど課題はちゃんとやる、頭が良くて要領が良い人が多いです(通称「しゃがクレバー」)。
そして、みんな優しくて他学部と比べて学部全体の雰囲気が落ち着いています(14号館と中央図書館には睡魔がいるらしい、、)。
不真面目な印象を持たれがちですが、しっかりしている人が過半数です。
兼サー率が高く、音楽、運動系のサークルに入っている人が多い印象があります。
バイトは飲食や塾講師など、みんな色々なところで働いています。また、社学生はバ畜が多いです。1年生春学期にも関わらず月20万稼いだという猛者もいます。
・小室哲哉
・デーモン閣下
・悠木碧(声優)
・津田大介
・平井伯昌(北島康介のコーチ)
いかがでしたか?
少しでも高校生、受験生の皆様のお役に立てれば嬉しいです!
他にも早稲田大学のさまざまな学部を紹介しているのでぜひ読んでみてください。
ご相談は各SNSのDMにどうぞ!
Crich慶應X @crich_keio
Crich早稲田X @crich_waseda
Crich慶應Instagram @crich_keio
Crich早稲田Instagram @crich_waseda
CrichインターンInstagram @crich_intern
Crich 公式LINE Crich
関連記事