私たちは、日吉キャンパスに広がる森、すなわち「日吉の森」を自然と触れ合える憩いの場にすることを目標として、日吉キャンパスの雑木林の管理をしています。
雑木林というのは、本来、ヒトが木々を利用し、また植樹することによってサイクルが生まれていました。しかし、慶應の雑木林は50年ほど手入れをしていなかったため、陰樹と呼ばれる暗くても生えるような木々だけの、多様性のない荒れ林になってしまいました。
そこで私たちは、クヌギやコナラなどの陽が当たらないと生えない陽樹の木の苗をどんぐりから育て、安全な場所で若木になるまで保護し植え替えたり、梅など花見ができるような木を植樹したりしています。また、森を散策できるように遊歩道の整備等も行っています。
これらの活動は進めるのに何年もの時間を要するためまだまだ道半ばですが、後輩たちに意志を繋げていくことによって少しずつ目標の憩いの森に近づいています。uniぼらんての活動は、日吉の森の歴史に関わることができるとてもロマンのある、そして貴重な自然を守るという非常に意味のある活動です。
森林保全はもちろんのこと、ビワの収穫、シュロの葉を使った工作、どんぐりクッキー作り等も行うなど、森の恵みをいただく活動も行っています。
なおuniぼらんては当初ボランティア団体として発足し、その一環として森林保全を行ってきました。これを保全に特化させるべく、現在「日吉林遊会」という新たな団体を立上げ中です。今後、現場での作業は日吉林遊会が中心となって行い、uniぼらんてはこれまでの経験を活かして、作業の指導や事務的な面など日吉林遊会をバックアップする方向に転換していきます。
詳細は入会の際にご説明しますが、普段の活動はこれまでとなんら変わりありませんのでご安心ください。
私たちと一緒に日吉の森で自然と触れ合ってみませんか？